文構造や単語の難易度よりも全体の構成が大切です。言いたいことを論理的に説明出来ているかが非常に重要視されると思います。私の場合、赤本を一回やってみたものの、最初は語数が全然足りていませんでした。同じことを繰り返し述べてみたり、主題からそれた内容をずっと説明していたり、語数を増やすことに必死でした。しかし、それでは良いエッセイは書けません。ですから、書き始める前にきちんと組み立てて、例を出して熟考すべきだと思います。実際試験時間に余裕は無いですが、構成がしっかりしていないと後半で詰まってしまって、それこそタイムロスです。段落がそれぞれ主張を直接的に支えているか、というのも重要ポイントです。私は書くことがなくなると、無理やり捻くり出して最後の段落の中身が薄くなったりしました。そういうエッセイは避けて下さい。私は最初赤本で勉強して、赤本を解ききったら先生にお題をだしてもらって同じ形式で書き続けました。添削も書き直しもどちらもかなり重要です。一人で何回もやるだけだったら、一回添削してもらい書き直しした方がまだ良いのではないかと思います。私はA日程で一度落ちてB日程で合格したのですが、A日程は過去問と似た形式で出て、B日程では結構な変更点がありました。しかしそういう場合も、今までやってきたことは必ず生きるので、問題形式の変更等はあまり心配する必要は無いと思います。私はそれまで英語小論文なんて書いたことがなかったので、受験生時代は毎日試験のことを心配していました。しかし何回も書いて何回も添削してもらって何回もやり直しをしたら、書くコツや時間配分などが少しずつ分かってくると思います。私がやっておいてよかったと思うことは、かっこいいフレーズや便利な言い回しを少し暗記しておいたことです。日本語では分かるけれど英語でどういうか分からない…という単語を辞書で調べておくと結構使えると思いますよ。時には説明しながら書くというのも良いと思いますが、一つのエッセイの中で何回も説明していると、長い割に内容が薄くなってしまいます。でも補足説明は必要ですよ!あとは、使えるディスコースマーカーの種類を増やすことです(例:all the same, in contrast, additionally, in any case, inevitably)。逆接、例示、言い換え、帰結等、ディスコースマーカーはエッセイのなかで非常に重要です。それによって主張が分かりやすくなるし、より学術的なエッセイが書けると思います。(ツッキー)
ライティングの授業で習ったことですが、エッセイの大事な重点ポイントは①main idea(自分の考えをはっきりと示してください)②examples that support thesis(メインアイディアを説明するための例や情報の提示が大切です)③basic grammar(文法のミスに気をつけてください)④vocabulary(適切な単語の使い方をしてください)⑤誰に話しているかに注目することです。これは、受験生のみなさんはエッセイを試験官に向けて書きます。試験官は日本人の方か外国人の方かはわかりません。あなたの体験を書くとき、あなたはそのことを実際に経験しているので分かります。でも試験官は経験していません。なので、誰が読んでも分かる読みやすい文章を書くことが大切です。これらの5つは本当に大事です。中でも1番と2番が重要です!この二つがしっかりしていなければ、どんなに文法が正しくたって、単語を正しく使ったってなんの意味もありません! エッセイは基本的に5つのパラグラフで書きます。①導入(メインアイディアの提示)②、③、④メインアイディアについての具体例、説明など⑤コンクリュージョン(まとめです。※コンリュージョンには新しい考えなどを書かないこと。基本的には第一パラグラフの復唱になります)エッセイをこのように5つのパラグラフでかけるようになることがまず第一歩です。 エッセイは一回で完璧に書くことは不可能です。私は日本人の英語の先生に添削を頼みました。添削されて戻ってきたエッセイを、もう一度書き直し見せていました。実際に、一生懸命に慣れない英語で長いエッセイを書くので、ダメだと言われると落ち込みます。でも、何度も書き直せば自分が上手になっていることにも気づくはずです。あまり気を落とさずに、書き続けてください! エッセイを書くときに大事なことは、長い文章を書かないこと。自分の頭の中でわかっていても、意外と英語にして他の人に見せると全然意味が伝わらないことがほとんどです。自分でも自信を持てるくらいの短くて分かりやすい英語で書いてください。 難しい単語を使わないこと。はっきりいって、難しい単語を使ったからといって加点されることはありません。簡単な単語で書いた方が、ミスも減ります。 表現をするのが難しい言葉は、他の言葉で表す努力をしてください。これは私の体験談ですが、“上座”“下座”という英語が分からず“seat far away from a door””seat close to a door”と書きました。こんな感じでいいんです!自分の持っている単語、表現力で努力して書けば採点者に伝わります。(ぽよ)