国際教養大学の意義と将来
2014.05.30 22:34|未分類|
こんばんは。マックスです。
えー近頃様々なコメントがこのページに寄せられているようで、
正直全部は把握していません笑
でもその大部分は
「国際教養大学は本当に噂通りのハイレベルの大学なのか?」
「噂通り質の高い学生ばかりなのか?」
「既存のプログラムで英語能力は十分育つのか?」
といったようなものだったように認識しています。
そのことに関して、僕は僕なりにAIUの意義と内情、その将来について書きたいと思います。
初めに言っておきますが、これは僕個人の意見なので、大学そのものを正確に描写しているものでは無いし、
学生の大多数の意見を代弁しているわけでもありません。
それを踏まえて、どうぞ。
えー近頃様々なコメントがこのページに寄せられているようで、
正直全部は把握していません笑
でもその大部分は
「国際教養大学は本当に噂通りのハイレベルの大学なのか?」
「噂通り質の高い学生ばかりなのか?」
「既存のプログラムで英語能力は十分育つのか?」
といったようなものだったように認識しています。
そのことに関して、僕は僕なりにAIUの意義と内情、その将来について書きたいと思います。
初めに言っておきますが、これは僕個人の意見なので、大学そのものを正確に描写しているものでは無いし、
学生の大多数の意見を代弁しているわけでもありません。
それを踏まえて、どうぞ。
まずAIUへの疑問を含めたコメントをたくさんいただいていること。
これは僕は非常にありがたいことだと感じていますし、今後もいただければ嬉しいです。
その疑問点をAIU入学希望者が見ることで、もっと入学したい気持ちが強まるかもしれないし、弱まるかもしれない。
確かなことは、そのコメントによって、入学希望者がAIUのことをもっと理解したいという気持ちになること。
そして私たち在学生が、こうして改めて自分たちのAIUと自分たちの大学生活の意義をもう一度考え直す機会になること。
10年目を迎えた国際教養大学にとって、これは非常にポジティブな事だと思っています。
コメントいただいている方々に、広め隊を代表して感謝を申し上げたいと思っています。
ありがとうございます。
開学してまもなく、私たちのAIUは多くの記事やテレビに取り上げられ、
瞬く間に「秋田の奇跡」と呼ばれるまでになりました。
時には「東大を超えた!」とも言われました。
創設時の先輩方の努力と多くの企業の方々からの評価。
その結果今のAIU、今の私たちがあると考えています。
しかし独自のプログラムであるが故に、その実状や将来、評価自体に疑問がもたれました。
「本当に十分な英語力が身につくのか?」
「企業が言うほどに優秀な学生ばかりが集まる大学なのか?」
「本当に東大以上に魅力的な大学なのか?」
「ただの就職予備校じゃないのか?」
この疑問に在学生のひとりとして答えるとすれば
それは人それぞれ、ピンキリです。
と、僕は答えたい。
AIUでも他大学でも、熱心な人は英語能力は身に付きます。
英語のプレゼンにしたって、得意不得意があります。日本語のプレゼンにしても、得意不得意はあるとは思いますが。
企業で求められる「使いやすい人材」でない人もいます。評価してもらえない学生もいます。
東大のように世界的に有名でも、トップの学生たちばかりが集まる大学でもありません。
就職率を目当てに入学した学生も、非常に残念ながら多少はいるでしょう。僕の周りでは見たことありませんが。
東大でも能力が育たない人もいれば、
地方国公立大学で勉強を熱心に行い、学者になる人達もいます。
学生が育つのかどうか。
どの大学にもトップクラスの能力の人からあまり能力が伸びなかった人の差はあるものです。
それは大学のシステム以上に、学生ひとりひとりの努力次第じゃないでしょうか。
ただAIUでは、”日本に存在する大学の中では”かなり英語能力や異文化コミュニケーション能力を身につけられる環境が整っていること。
”日本に存在する大学の中では”授業形態や課題等が厳しく難しいレベルにあるということ。
”日本に存在する大学の中では”革新的な、一年間の留学を義務付けるシステもを持っていること。
無名で田舎に存在する、評価されるかもわからない独自プログラムをもった新設大学に、
強い意志を持って学生が入学し、勉強をしているということ。
AIUそのものの評価としては、それら点が、多くの企業の方々やメディアに評価をいただけた、ということ。
僕は、別にAIUが東大より上になる必要はないと思います。
AIUに限らず、どの大学も、日本で一番偏差値が高くて万能で評価される大学になる必要なんてないんだと思います。
ある大学は法学で優れた学習プログラムを持っていて、
ある大学は工学において世界レベルの教授が揃っている。
ある大学は数学が有名で
ある大学は翻訳や通訳を育てるプログラムが整っている。
日本もそういった、大学の専門化や多様化をしていくべきだと思います。
そしてその中の「多様化した大学」の中の一つ、
1年間の留学と英語での授業、全学生における高い留学生の割合によって、国際コミュニケーション力や日本を世界に発信する能力が身につく環境が整っている。
そういった大学として評価されれば、僕は十分なんだと思っています。
そしてその環境で勉強をしたいという思いをもった学生が集まれば、十分だと思います。
別に日本で一番の大学じゃなくてもいい。
素晴らしい環境に囲まれて、自分の様々な能力を高めることができる。
そのことを学生が理解して勉学に励めれば、僕は十分なんだと思います。AIU以外の大学でも。
「営業しかできない」といったコメントもありましたね。
営業。いいじゃないですか。素晴らしいことだと思います。
専門性を持って技術者になりたい人たちはそういった分野で評価されている大学に進むべきだと思います。
逆に言うと専門性を頑張って身につけた人たちはその「専門のものしかできない」という点では、何ら違いはありません。
僕自身留学を終えて、目指すものは営業職です。
日本の高い技術を海外に広げていきたい。その気持ちが留学で強まりました。
日本のものを世界に発信する能力というものは、非常に重要な能力の一つだと思います。
そしてその能力は、これからの時代より求められる能力です。
営業職というのも、立派な専門性を備えているのではないでしょうか。
その点の英語力というものは、もちろん帰国子女やハーフの方々には勝てません。
僕にしても、AIUに入学するまでは野球漬けで、英語なんて受験英語だけしか身につけていませんでしたから。
英語力だけ求めるのなら、外国人を雇ってしまえばいいのではないかなと、思っています。
一般的に言われている技術としての「専門性」も、現時点では僕は持ち合わせていません。
しかし、初代学長の故中嶋学長は
「専門性とは企業に入社し、仕事を乗り越えていくことで身についていくもの。大学の間は、その入社後に身に付いた能力を存分に発揮する基礎力と教養を身につけることが大切だ。」
とおっしゃいました。
僕が入学する前年のオープンキャンパスでおっしゃっていたので、もう5年前になります。
その言葉に共感し、入学への思いが強くなったことを覚えています。
大学で身に付いた専門性が、将来生かせないことだってあります。
もちろん、大学で身につけた専門性は大きな武器になります。
でも僕は、この学長の思いに強く共感し、入学を決意しました。
本当に学長が求めていた能力が自分に身についているのか、わかりません。
ただその方針に共感し、与えられた十分な環境の中で、各個人がそれぞれの目標に向かって努力をしている。
それだけではないでしょうか。
それだけ、なんですね。
長くなってしまいましたが、僕が主張したいのは
新しいシステムに疑問を持つことは当然であり、それを伝えていただけることは非常にありがたいこと。
ただ、一つの分野に特化した大学のうちの一つであり、その大学の方針に共感した学生が集まっており、
それぞれがそれぞれの目標に向かって、AIUの中で努力をしているということ。
万能で一番の大学をAIUは目指していないし、なる必要もありません。
決して世界中のみんなが声を揃えて素晴らしい大学だと言える大学ではないかもしれないです。
どこかで評価していただけ、どこかで批判されるもの。
でもそれでいいと思います。
そしてそのAIUを目指し、入学し、誇りに思い、僕たちは努力しています。
それは「企業に使いやすい人材」になるためではなく、自分たちの目標に向かって、です。
未だに残る疑問に答えるには、おそらく僕たちが「疑問を持つ人たちが納得する結果」を出さなくてはいけません。
わかりやすいのは起業して成功することや、国連機関に入り活躍することですね。
ただ、それが目標な学生もいれば、そうじゃない学生もいる。
社会的な成功や経済的な成功は、努力や能力をはかる一つの指標でしかありません。
これを理解していただけた上で、よりAIUのことを知っていただき、
その上でまだ疑問が残ったり魅力を感じなければ、それは至極当然なことだと思います。
その人にとっては、魅力的な大学ではないのでしょう。
僕も日本にある大学の中では、AIU以外に魅力を感じませんでした。
それぞれの目標、それぞれの評価、それぞれの意思、それぞれの努力、それぞれの結果がそこにあります。
一つの「一風変わった大学」。AIUをそう評価していただきたいと、僕は強く思っています。
少し熱くなってしまったので少し文章がわかりづらいかもしれませんが、
ただの団体のただのホームページでAIUに対する思いをこんなに長く書くほどAIUが好きです。
そしてこんな学生が、AIUには本当にたくさん存在する。そういう大学です。
そんなAIUを誇れて、目標に向かって努力ができる学生に、これからも入学してもらいたいと強く思ってます。
過大評価せず、1度大学を訪れ、いろいろな角度から学生・大学を評価してください。
みなさんが満足する「結果」を出せるのは、まだ本当に未来のことかもしれませんから。
長くなりました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回機会があれば、非常に抽象的で多くの疑問を持たれる「国際教養学」。
これに関する僕なりの解釈を書きたいと思っています。
ではまた。
これは僕は非常にありがたいことだと感じていますし、今後もいただければ嬉しいです。
その疑問点をAIU入学希望者が見ることで、もっと入学したい気持ちが強まるかもしれないし、弱まるかもしれない。
確かなことは、そのコメントによって、入学希望者がAIUのことをもっと理解したいという気持ちになること。
そして私たち在学生が、こうして改めて自分たちのAIUと自分たちの大学生活の意義をもう一度考え直す機会になること。
10年目を迎えた国際教養大学にとって、これは非常にポジティブな事だと思っています。
コメントいただいている方々に、広め隊を代表して感謝を申し上げたいと思っています。
ありがとうございます。
開学してまもなく、私たちのAIUは多くの記事やテレビに取り上げられ、
瞬く間に「秋田の奇跡」と呼ばれるまでになりました。
時には「東大を超えた!」とも言われました。
創設時の先輩方の努力と多くの企業の方々からの評価。
その結果今のAIU、今の私たちがあると考えています。
しかし独自のプログラムであるが故に、その実状や将来、評価自体に疑問がもたれました。
「本当に十分な英語力が身につくのか?」
「企業が言うほどに優秀な学生ばかりが集まる大学なのか?」
「本当に東大以上に魅力的な大学なのか?」
「ただの就職予備校じゃないのか?」
この疑問に在学生のひとりとして答えるとすれば
それは人それぞれ、ピンキリです。
と、僕は答えたい。
AIUでも他大学でも、熱心な人は英語能力は身に付きます。
英語のプレゼンにしたって、得意不得意があります。日本語のプレゼンにしても、得意不得意はあるとは思いますが。
企業で求められる「使いやすい人材」でない人もいます。評価してもらえない学生もいます。
東大のように世界的に有名でも、トップの学生たちばかりが集まる大学でもありません。
就職率を目当てに入学した学生も、非常に残念ながら多少はいるでしょう。僕の周りでは見たことありませんが。
東大でも能力が育たない人もいれば、
地方国公立大学で勉強を熱心に行い、学者になる人達もいます。
学生が育つのかどうか。
どの大学にもトップクラスの能力の人からあまり能力が伸びなかった人の差はあるものです。
それは大学のシステム以上に、学生ひとりひとりの努力次第じゃないでしょうか。
ただAIUでは、”日本に存在する大学の中では”かなり英語能力や異文化コミュニケーション能力を身につけられる環境が整っていること。
”日本に存在する大学の中では”授業形態や課題等が厳しく難しいレベルにあるということ。
”日本に存在する大学の中では”革新的な、一年間の留学を義務付けるシステもを持っていること。
無名で田舎に存在する、評価されるかもわからない独自プログラムをもった新設大学に、
強い意志を持って学生が入学し、勉強をしているということ。
AIUそのものの評価としては、それら点が、多くの企業の方々やメディアに評価をいただけた、ということ。
僕は、別にAIUが東大より上になる必要はないと思います。
AIUに限らず、どの大学も、日本で一番偏差値が高くて万能で評価される大学になる必要なんてないんだと思います。
ある大学は法学で優れた学習プログラムを持っていて、
ある大学は工学において世界レベルの教授が揃っている。
ある大学は数学が有名で
ある大学は翻訳や通訳を育てるプログラムが整っている。
日本もそういった、大学の専門化や多様化をしていくべきだと思います。
そしてその中の「多様化した大学」の中の一つ、
1年間の留学と英語での授業、全学生における高い留学生の割合によって、国際コミュニケーション力や日本を世界に発信する能力が身につく環境が整っている。
そういった大学として評価されれば、僕は十分なんだと思っています。
そしてその環境で勉強をしたいという思いをもった学生が集まれば、十分だと思います。
別に日本で一番の大学じゃなくてもいい。
素晴らしい環境に囲まれて、自分の様々な能力を高めることができる。
そのことを学生が理解して勉学に励めれば、僕は十分なんだと思います。AIU以外の大学でも。
「営業しかできない」といったコメントもありましたね。
営業。いいじゃないですか。素晴らしいことだと思います。
専門性を持って技術者になりたい人たちはそういった分野で評価されている大学に進むべきだと思います。
逆に言うと専門性を頑張って身につけた人たちはその「専門のものしかできない」という点では、何ら違いはありません。
僕自身留学を終えて、目指すものは営業職です。
日本の高い技術を海外に広げていきたい。その気持ちが留学で強まりました。
日本のものを世界に発信する能力というものは、非常に重要な能力の一つだと思います。
そしてその能力は、これからの時代より求められる能力です。
営業職というのも、立派な専門性を備えているのではないでしょうか。
その点の英語力というものは、もちろん帰国子女やハーフの方々には勝てません。
僕にしても、AIUに入学するまでは野球漬けで、英語なんて受験英語だけしか身につけていませんでしたから。
英語力だけ求めるのなら、外国人を雇ってしまえばいいのではないかなと、思っています。
一般的に言われている技術としての「専門性」も、現時点では僕は持ち合わせていません。
しかし、初代学長の故中嶋学長は
「専門性とは企業に入社し、仕事を乗り越えていくことで身についていくもの。大学の間は、その入社後に身に付いた能力を存分に発揮する基礎力と教養を身につけることが大切だ。」
とおっしゃいました。
僕が入学する前年のオープンキャンパスでおっしゃっていたので、もう5年前になります。
その言葉に共感し、入学への思いが強くなったことを覚えています。
大学で身に付いた専門性が、将来生かせないことだってあります。
もちろん、大学で身につけた専門性は大きな武器になります。
でも僕は、この学長の思いに強く共感し、入学を決意しました。
本当に学長が求めていた能力が自分に身についているのか、わかりません。
ただその方針に共感し、与えられた十分な環境の中で、各個人がそれぞれの目標に向かって努力をしている。
それだけではないでしょうか。
それだけ、なんですね。
長くなってしまいましたが、僕が主張したいのは
新しいシステムに疑問を持つことは当然であり、それを伝えていただけることは非常にありがたいこと。
ただ、一つの分野に特化した大学のうちの一つであり、その大学の方針に共感した学生が集まっており、
それぞれがそれぞれの目標に向かって、AIUの中で努力をしているということ。
万能で一番の大学をAIUは目指していないし、なる必要もありません。
決して世界中のみんなが声を揃えて素晴らしい大学だと言える大学ではないかもしれないです。
どこかで評価していただけ、どこかで批判されるもの。
でもそれでいいと思います。
そしてそのAIUを目指し、入学し、誇りに思い、僕たちは努力しています。
それは「企業に使いやすい人材」になるためではなく、自分たちの目標に向かって、です。
未だに残る疑問に答えるには、おそらく僕たちが「疑問を持つ人たちが納得する結果」を出さなくてはいけません。
わかりやすいのは起業して成功することや、国連機関に入り活躍することですね。
ただ、それが目標な学生もいれば、そうじゃない学生もいる。
社会的な成功や経済的な成功は、努力や能力をはかる一つの指標でしかありません。
これを理解していただけた上で、よりAIUのことを知っていただき、
その上でまだ疑問が残ったり魅力を感じなければ、それは至極当然なことだと思います。
その人にとっては、魅力的な大学ではないのでしょう。
僕も日本にある大学の中では、AIU以外に魅力を感じませんでした。
それぞれの目標、それぞれの評価、それぞれの意思、それぞれの努力、それぞれの結果がそこにあります。
一つの「一風変わった大学」。AIUをそう評価していただきたいと、僕は強く思っています。
少し熱くなってしまったので少し文章がわかりづらいかもしれませんが、
ただの団体のただのホームページでAIUに対する思いをこんなに長く書くほどAIUが好きです。
そしてこんな学生が、AIUには本当にたくさん存在する。そういう大学です。
そんなAIUを誇れて、目標に向かって努力ができる学生に、これからも入学してもらいたいと強く思ってます。
過大評価せず、1度大学を訪れ、いろいろな角度から学生・大学を評価してください。
みなさんが満足する「結果」を出せるのは、まだ本当に未来のことかもしれませんから。
長くなりました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回機会があれば、非常に抽象的で多くの疑問を持たれる「国際教養学」。
これに関する僕なりの解釈を書きたいと思っています。
ではまた。
スポンサーサイト